2014年に読んだ技術系の論文で良かったもの(大体ソフトウェアテスト) #swtest_jp
概要
2014年に読んだ技術書で良かったもの - うさぎ組にて、「どんな論文読んでいたのですか?」と聞かれたので、今年読んだ良かった論文を紹介します。下記で紹介していないですが、ICSEの論文はオープンなものが多いので出来るだけ読むようにしています。
テストを評価する
-
- テストオラクル自体のカバー率を計測するというChecked Coverageという基準を新しくつくっていました。ミューテーションテストやデシジョンカバレッジに次ぐ新しいやつってかんじですね。
-
- ミューテーションテストによって変更された部分がプロダクトの意味を変更しないようなものである場合の影響についての調査です。なるほどなーって思いながら、JavaLanche開発再開してくれないかなって常々思います。。。
Practical JFSL verification using TACO - Publications - Software Engineering Chair (Prof. Zeller)
テスト戦略
テストツール、アルゴリズム
HTAF: Hybrid Testing Automation Framework to Leverage Local and Global Computing Resources
Network bucket testing | Publications | Research at Facebook | Facebook
- SNSのようなソーシャルネットワークにおけるA/Bテストのアルゴリズムを作ったという感じです。A/Bテストは実践したことがないのですが、SNSだと確かに複雑そうだなーとか思いながら、こういった解決をもってくるのすごいとか思いました。
The Goals and Challenges of Click Fraud Penetration Testing Systems
- クリック広告に関するテストシステムの紹介です。Googleらしいなーって思いながら、巨大企業だとこういうのが収益に響くしなぁと思いながら読みました。
設計
-
- HTMLはそろそろVirtual DOMになるのかもしれませんが、こうやって整理していって始めるの大切だよなーとか思いながら、読んでいます。こういうのが集まらないと、初心者が汚いプロダクトを量産し続けることになる。。。
表示的意味論に基づくパターンマッチング コンパイル方式の構築と実装
- パターンマッチって
まとめ
Java界隈いいな。
うさみみエンジニアが2012年に買った技術書
追加 2013/01/01 ここから
僕の読書方法Togetter
【うさみみさんの本の読み方 - Togetterまとめ】
(2012年の【僕がソフトウェア開発を勉強し始めて3年間でやったこと - うさぎ組】のときに「どのように読書しているか」への質問ツイートへの返答をまとめたもの)
追加 2013/01/01 ここまで
なんかTwitterでつぶやいたら気になるとの事だったのでのっけてみます。
(個人的には他人のが気になるので、これを見た人が自分のを公開してくれるとうれしい
とりあえず、新しく買ったり、借りたりして読んだ技術書は全部のっけます。
2011年に既に買っているものは省いています。
その中でもいいなって思ったのは前半で括りだしてみました。
「いいな」っていうのは「今の自分にぴったりだったな」っていう意味で良書かどうかはまた別かもね。
うさみみ的によかった新しく読んだ書籍たち
実践テスト駆動開発 テストに導かれてオブジェクト指向ソフトウェアを育てる (Object Oriented SELECTION)
- 作者: Steve Freeman,Nat Pryce,和智右桂,高木正弘
- 出版社/メーカー: 翔泳社
- 発売日: 2012/09/14
- メディア: 大型本
- 購入: 4人 クリック: 262回
- この商品を含むブログ (30件) を見る
内容的にはモックを使いながらTDDをすることで、モジュール|コンポーネントの成長を促しましょうという話です。
これは正直テストエンジニアに読んでほしいです。
せめて、コードレベルでTDDを理解できる人にテストエンジニアになってほしい。普段から実践するほどであれとは思いませんが。
継続的デリバリー 信頼できるソフトウェアリリースのためのビルド・テスト・デプロイメントの自動化
- 作者: David Farley,Jez Humble,和智右桂,高木正弘
- 出版社/メーカー: アスキー・メディアワークス
- 発売日: 2012/03/14
- メディア: 大型本
- 購入: 24人 クリック: 567回
- この商品を含むブログ (52件) を見る
GOOSとどちらを推すか迷ってしまいます。むぅ。
そしてどちらも和智さん訳だ!
実践プログラミングDSL ドメイン特化言語の設計と実装のノウハウ (Programmer’s SELECTION)
- 作者: Debasish Ghosh,佐藤竜一
- 出版社/メーカー: 翔泳社
- 発売日: 2012/06/08
- メディア: 大型本
- 購入: 4人 クリック: 82回
- この商品を含むブログ (13件) を見る
この書籍はGroovy, Scala, Rubyと紹介しています。内容的には結局Scala押しかよ!っていう感じなんですけど。
あくまで個人的な感想だとファウラーのDSL本よりよいです。
- 作者: Robin Williams,吉川典秀
- 出版社/メーカー: 毎日コミュニケーションズ
- 発売日: 2008/11/19
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- 購入: 58人 クリック: 1,019回
- この商品を含むブログ (104件) を見る
配色とか、位置とかこういう視点で考えるっていうやり方があるんだなっていう発見。
ある視点を知ると、その書籍にはない視点を想像しやすくなったりするわけですが、そういう意味でとてもよかったです。
- 作者: Andres Almiray,Danno Ferrin,James Shingler
- 出版社/メーカー: Manning Pubns Co
- 発売日: 2012/06/28
- メディア: ペーパーバック
- クリック: 8回
- この商品を含むブログ (19件) を見る
この書籍自体は現行の1.0リリース直前に出されたのですが、ほとんど1.0と差がないので書かれている無いようであればほとんど問題なかったはずです。
ステップバイステップで非常にわかりやすかったですね。
アジャイルソフトウェアエンジニアリング (マイクロソフト関連書)
- 作者: Sam Guckenheimer,Neno Loje,日本マイクロソフト監訳,TFSUG監訳,トップスタジオ
- 出版社/メーカー: 日経BP社
- 発売日: 2012/05/24
- メディア: 単行本
- クリック: 14回
- この商品を含むブログ (10件) を見る
JUnit実践入門 ~体系的に学ぶユニットテストの技法 (WEB+DB PRESS plus)
- 作者: 渡辺修司
- 出版社/メーカー: 技術評論社
- 発売日: 2012/11/21
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- 購入: 14人 クリック: 273回
- この商品を含むブログ (69件) を見る
xUTPを読む前にこれを読むとわかりやすいはず。
Specification by Example: How Successful Teams Deliver the Right Software
- 作者: Gojko Adzic
- 出版社/メーカー: Manning Pubns Co
- 発売日: 2011/06/28
- メディア: ペーパーバック
- クリック: 4回
- この商品を含むブログを見る
来年読書会やりたい程度には。
サービスデザインパターン SOAP/WSDLとRESTful Webサービスの基本的な設計ソリューション
- 作者: Robert Daigneau,角征典,高木正弘
- 出版社/メーカー: アスキー・メディアワークス
- 発売日: 2012/08/24
- メディア: 大型本
- 購入: 2人 クリック: 45回
- この商品を含むブログ (4件) を見る
HTTP使っているのはわかっているけど、どんな形式で、どういったことを、どんな風に扱う選択肢があるんだろうっていうのがわかってよいです。
ソフトウェアアーキテクチャ―ソフトウェア開発のためのパターン体系
- 作者: F.ブッシュマン,H.ローネルト,M.スタル,R.ムニエ,P.ゾンメルラード,Frank Buschmann,Hans Rohnert,Michael Stal,Regine Meunier,Peter Sommerlad,金沢典子,桜井麻里,千葉寛之,水野貴之,関富登志
- 出版社/メーカー: 近代科学社
- 発売日: 2000/12
- メディア: 単行本
- 購入: 15人 クリック: 448回
- この商品を含むブログ (53件) を見る
プログラムデザインのためのパターン言語―Pattern Languages of Program Design選集
- 作者: PLoPD Editors,細谷竜一,中山裕子
- 出版社/メーカー: ソフトバンククリエイティブ
- 発売日: 2001/07
- メディア: 単行本
- クリック: 62回
- この商品を含むブログ (26件) を見る
プログラミング in OCaml ~関数型プログラミングの基礎からGUI構築まで~
- 作者: 五十嵐淳
- 出版社/メーカー: 技術評論社
- 発売日: 2007/11/29
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- 購入: 11人 クリック: 169回
- この商品を含むブログ (50件) を見る
プログラミングの基礎でしかやったことがなかったのでこれでだいぶ勉強になりましたね。
いまだと出版社のほうで電子版がでていたような気がします。
- 作者: Miran Lipovača,田中英行,村主崇行
- 出版社/メーカー: オーム社
- 発売日: 2012/05/23
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- 購入: 25人 クリック: 580回
- この商品を含むブログ (67件) を見る
これはたしかid:bleis-tiftさんがよいレビューを書いていた気がします。
ソフトウェア品質保証の考え方と実際―オープン化時代に向けての体系的アプローチ (実践ソフトウェア開発工学シリーズ)
- 作者: 保田勝通
- 出版社/メーカー: 日科技連出版社
- 発売日: 1995/11
- メディア: 単行本
- 購入: 1人 クリック: 6回
- この商品を含むブログ (4件) を見る
ソフトウェアテストに興味がある方はぜひご一読ください。僕としてはこれはぜひすすめたい。
- 作者: C.J.Date,藤原譲
- 出版社/メーカー: 丸善
- 発売日: 1997/03
- メディア: 単行本
- クリック: 155回
- この商品を含むブログ (23件) を見る
Dやろうよ!とか言いたくなる気がします。業務的にSQLに使えるわけじゃないのですが、非常に勉強になります。
コンパイラ―原理・技法・ツール (Information & Computing)
- 作者: A.V.エイホ,R.セシィ,J.D.ウルマン,M.S.ラム,Alfred V. Aho,Jeffery D. Ullman,Ravi Sethi,Monica S. Lam,原田賢一
- 出版社/メーカー: サイエンス社
- 発売日: 2009/06
- メディア: 単行本
- 購入: 1人 クリック: 128回
- この商品を含むブログ (27件) を見る
実践ソフトウェアエンジニアリング-ソフトウェアプロフェッショナルのための基本知識-
- 作者: ロジャーS.プレスマン,西康晴,榊原彰,内藤裕史
- 出版社/メーカー: 日科技連出版社
- 発売日: 2005/02/08
- メディア: 単行本
- 購入: 9人 クリック: 174回
- この商品を含むブログ (65件) を見る
基本的には手法のカタログ的な感じなのですが、それぞれに対する考察や関連する引用が非常にすばらしいものを使っています。引用元がオープンになっているものとかもあるのでそれらを見てよく勉強しています。
【Groovy in Action 2nd edition(MEAP)】
まだ正式発行されていませんが、Manning.comでMEAP版(オープンβみたいなもの)で読む事が出来ます。
1stにはなかった章がすでに公開されているので勉強になります。
- 作者: John Ferguson Smart,Sky株式会社玉川竜司
- 出版社/メーカー: オライリージャパン
- 発売日: 2012/02/22
- メディア: 大型本
- 購入: 12人 クリック: 345回
- この商品を含むブログ (38件) を見る
これに足りないものはアドホックな対応が必要なものなので、ブログになるかなぁという意味です。
いや、本当に網羅的で素晴らしい。
- 作者: Robert C. Martin,角征典
- 出版社/メーカー: アスキー・メディアワークス
- 発売日: 2012/01/27
- メディア: 大型本
- 購入: 12人 クリック: 645回
- この商品を含むブログ (36件) を見る
アプリケーションをつくる英語 ―エンジニアよ、世界市場を狙え! ―
- 作者: 西野竜太郎
- 出版社/メーカー: インプレスジャパン
- 発売日: 2012/09/21
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- 購入: 1人 クリック: 82回
- この商品を含むブログ (6件) を見る
でも、これがないとたぶん新人プログラマーさんはどんな英単語つかっていいかわからないと思う。
必携です。
IA100 ?ユーザーエクスペリエンスデザインのための情報アーキテクチャ設計
- 作者: 長谷川敦士
- 出版社/メーカー: ビー・エヌ・エヌ新社
- 発売日: 2009/10/28
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- 購入: 11人 クリック: 227回
- この商品を含むブログ (21件) を見る
その他に新しく読んだもの
ソフトウェア品質保証入門―高品質を実現する考え方とマネジメントの要点
- 作者: 保田勝通,奈良隆正
- 出版社/メーカー: 日科技連出版社
- 発売日: 2008/05
- メディア: 単行本
- 購入: 4人 クリック: 20回
- この商品を含むブログ (7件) を見る
ソフトウェア品質会計―NECの高品質ソフトウェア開発を支える品質保証技術
- 作者: 誉田直美
- 出版社/メーカー: 日科技連出版社
- 発売日: 2010/06
- メディア: 単行本
- クリック: 10回
- この商品を含むブログ (3件) を見る
【この1冊でよくわかる】ソフトウェアテストの教科書―品質を決定づけるテスト工程の基本と実践
- 作者: 石原一宏,田中英和,田中真史
- 出版社/メーカー: ソフトバンククリエイティブ
- 発売日: 2012/02/01
- メディア: 単行本
- 購入: 2人 クリック: 12回
- この商品を含むブログ (7件) を見る
インフラ管理者のためのRun Book Automation実践ガイド オープンソースを使ったシステム構築/管理自動化入門
- 作者: 志茂吉建
- 出版社/メーカー: 翔泳社
- 発売日: 2012/09/19
- メディア: 大型本
- 購入: 2人 クリック: 5回
- この商品を含むブログ (5件) を見る
データ指向のソフトウェア品質マネジメント―メトリクス分析による「事実にもとづく管理」の実践
- 作者: 野中誠,小池利和,小室睦
- 出版社/メーカー: 日科技連出版社
- 発売日: 2012/09/19
- メディア: 単行本
- 購入: 1人 クリック: 5回
- この商品を含むブログ (1件) を見る
- 作者: エリック・リース,伊藤穣一(MITメディアラボ所長),井口耕二
- 出版社/メーカー: 日経BP社
- 発売日: 2012/04/12
- メディア: 単行本
- 購入: 24人 クリック: 360回
- この商品を含むブログ (92件) を見る
- 作者: 小川明彦,阪井誠
- 出版社/メーカー: 翔泳社
- 発売日: 2012/08/24
- メディア: 大型本
- クリック: 31回
- この商品を含むブログ (7件) を見る
アジャイル・ユーザビリティ ―ユーザエクスペリエンスのためのDIYテスティング―
- 作者: 樽本徹也
- 出版社/メーカー: オーム社
- 発売日: 2012/02/23
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- 購入: 16人 クリック: 269回
- この商品を含むブログ (16件) を見る
リーダブルコード ―より良いコードを書くためのシンプルで実践的なテクニック (Theory in practice)
- 作者: Dustin Boswell,Trevor Foucher,須藤功平,角征典
- 出版社/メーカー: オライリージャパン
- 発売日: 2012/06/23
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- 購入: 68人 クリック: 1,802回
- この商品を含むブログ (118件) を見る
アート・オブ・アプリケーション パフォーマンステスト (Theory in practice)
- 作者: Ian Molyneaux,田中慎司
- 出版社/メーカー: オライリージャパン
- 発売日: 2009/09/17
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- 購入: 3人 クリック: 57回
- この商品を含むブログ (15件) を見る
- 作者: スティーブン・G・ブランク,渡邊哲,堤孝志
- 出版社/メーカー: 翔泳社
- 発売日: 2009/05/09
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- 購入: 13人 クリック: 168回
- この商品を含むブログ (23件) を見る
演習で学ぶソフトウエアメトリクスの基礎 ソフトウエアの測定と見積もりの正しい作法
- 作者: リンダ・M・ライルド,M・キャロル・ブレナン,野中誠,鷲崎弘宜
- 出版社/メーカー: 日経BP社
- 発売日: 2009/11/19
- メディア: 単行本
- 購入: 2人 クリック: 12回
- この商品を含むブログ (5件) を見る
- 作者: スティーブマコネル,久手堅憲之,Steve McConnell,田沢恵,溝口真理子
- 出版社/メーカー: 日経BP社
- 発売日: 2006/10/07
- メディア: 単行本
- 購入: 31人 クリック: 472回
- この商品を含むブログ (91件) を見る
ソフトウェア開発で見積もりのための定量化はできないんじゃない?
素人がそう思ったよ。間違っていると思うよ?入門しようと片足つっこんでいるときの独り言だよ?的な。でも、こう思っているよ?的な。
メトリクスとかをふくむ定量的なデータは傾向を測るものであって、特定チームの特定期間にしか使えないというもとに活用出来ると思った。
根底にあるのは「僕は1年前と同じようなコードは今では書かない。」のような「以前よりもっと綺麗な設計/実装ができる」というのがあります。
だから、例えば行数でも相対値でも違うものになる。
行数:コードの行数。コピペがないコードだとしても設計方針でまるで違ってくる。
ストーリーポイント:実現するための相対的なコスト見積もり。
他にもいろいろあると思うんですけど、きっとどれもが他人(成長する前の自分含む)と比較しにくいものだと思うのです。常に変化していく。
例としては(経験による感覚)、5,6人以下固定チームで2ヶ月目から9ヶ月以内くらいのチームでのみある程度の一定値を使えるんじゃないかなぁと思っています。
9ヶ月過ぎたらさすがに基準を見直さないとやばい気がしています。
(アジャイルではそもそも基準のベロシティが流動的かもしれないけれど。
「長期間使い続けられる一定値の定量化できています!」っていうチームは次の2パターンくらいはありそうだと思っています。
「(技術革新や個人のスキル上達が激しい世界なのに、メンバーや組織が成長を諦めたり、阻害しているので)長期間定量化できてしまう」
「長期間定量化できるプロジェクトしかやっていない(例として規模が小さいとか)」
個人的には「6ヶ月くらいで技術的にしろプロセス的にしろ変化がない」のはよくないかなーって思うし、それが起きているなら「そこまでずっと使えるような定量化っていうのは難しいでしょう」
っていう感じです。
ビジネス価値をいくら生み出したかというのは出来ると思うし、チームの評価には使えても、見積もりには使えないんじゃないかなぁと。
届けられなかったコストにどんなことがあったとか、どういったパスでその価値を届けたとかいろいろ難しいですしね。
個人的には、見積もりのための定量化を頑張るよりは、「いかに早く届けられるか」と「いかに今やっている事が正しいか」を洗練させるほうがいいかなぁとか。
そのために定量化が必要になるのが政治的な要因以外で、定量化がベストなら選択せざるを得ないかもしれませんが。
今春まともなエンジニアになりたい人が読む12冊+α
今春まともなエンジニアになりたい人とはつまり僕のことです。
ちなみに最近まで読んでいたのはこっち
→「ソフトウェアテストを勉強しはじめて10ヵ月でやったこと - うさぎ組」
読み返すのも含めてこれらをしっかりと読もうと思ってる書籍をあげてみます。
最後のほうにOOPの設計系の書籍について補足を書いておきます。
CleanCoder
まだ半分くらいまでしか読んでいませんが、宣伝の通り全てのソフトウェア開発に関わる人に読んでほしいと思わせますね。
- 作者: Robert C. Martin,角征典
- 出版社/メーカー: アスキー・メディアワークス
- 発売日: 2012/01/27
- メディア: 大型本
- 購入: 12人 クリック: 645回
- この商品を含むブログ (36件) を見る
いかにして問題を解くか
数学を題材に扱いながらも一般的にどのように目の前の課題を解決しようとするかについて書かれています。気分的にはある手法の説明のために数学で書かれいているかGroovyで書かれているかの違いくらいに思っています。
- 作者: G.ポリア,柿内賢信
- 出版社/メーカー: 丸善
- 発売日: 1975/04/01
- メディア: 単行本
- 購入: 94人 クリック: 1,656回
- この商品を含むブログ (154件) を見る
継続的デリバリー(予約受付中)
どのように自動ビルドを進化させていくかについて語られている非常によい書籍です。これが全てではないですけど、かならず読んでおきましょう。
継続的デリバリー 信頼できるソフトウェアリリースのためのビルド・テスト・デプロイメントの自動化
- 作者: David Farley,Jez Humble,和智右桂,高木正弘
- 出版社/メーカー: アスキー・メディアワークス
- 発売日: 2012/03/14
- メディア: 大型本
- 購入: 24人 クリック: 567回
- この商品を含むブログ (52件) を見る
SQuBOK
品質について確認し直したいので。読み直します。
- 作者: SQuBOK策定部会
- 出版社/メーカー: オーム社
- 発売日: 2007/12
- メディア: 単行本
- 購入: 9人 クリック: 150回
- この商品を含むブログ (34件) を見る
Jenkins
継続的インテグレーション入門買うよりこっちのほうがオススメです。Jenkinsだからではなく、結局「ある目的のためにJenkinsならこうする」って書いてあるに過ぎないので。
- 作者: John Ferguson Smart,Sky株式会社玉川竜司
- 出版社/メーカー: オライリージャパン
- 発売日: 2012/02/22
- メディア: 大型本
- 購入: 12人 クリック: 345回
- この商品を含むブログ (38件) を見る
インターフェイス指向設計
@bleisさんにオススメされたので買ってみました。楽しみです。
インターフェイス指向設計 ―アジャイル手法によるオブジェクト指向設計の実践
- 作者: Ken Pugh,角谷信太郎(監訳),児島修
- 出版社/メーカー: オライリージャパン
- 発売日: 2008/05/24
- メディア: 大型本
- 購入: 16人 クリック: 357回
- この商品を含むブログ (67件) を見る
エリックエヴァンスのドメイン駆動設計
ザックリと読んだのですが、もっと実際にモデリングしながらとか読んでみようと思います。
エリック・エヴァンスのドメイン駆動設計 (IT Architects’Archive ソフトウェア開発の実践)
- 作者: エリック・エヴァンス,今関剛,和智右桂,牧野祐子
- 出版社/メーカー: 翔泳社
- 発売日: 2011/04/09
- メディア: 大型本
- 購入: 19人 クリック: 1,360回
- この商品を含むブログ (130件) を見る
システムアーキテクチャ構築の原理
最近、テストのアーキテクチャに興味があるので、この原理でも当てはめられるか試してみようと思います。読み直す!
システムアーキテクチャ構築の原理 ITアーキテクトが持つべき3つの思考 (IT Architects’Archive ソフトウェア開発の実践)
- 作者: ニック・ロザンスキ,イオイン・ウッズ,榊原彰,牧野祐子
- 出版社/メーカー: 翔泳社
- 発売日: 2008/12/03
- メディア: 大型本
- 購入: 15人 クリック: 355回
- この商品を含むブログ (15件) を見る
エンタープライズ アプリケーションアーキテクチャパターン
だいぶ前に読んだきりでなかなか読み返していなかったので。もう一度読み返して感覚を取り戻したいです。
エンタープライズ アプリケーションアーキテクチャパターン (Object Oriented Selection)
- 作者: マーチン・ファウラー,長瀬嘉秀,株式会社テクノロジックアート
- 出版社/メーカー: 翔泳社
- 発売日: 2005/04/21
- メディア: 単行本
- 購入: 10人 クリック: 635回
- この商品を含むブログ (142件) を見る
ソフトウェアテストPRESS 総集編
テストと言えば!今回読み直すときにはそれぞれにコメントを書いてみようかなぁとか思いました。
- 作者: ソフトウェア・テストPRESS編集部 編,ソフトウェア・テストPRESS編集部
- 出版社/メーカー: 技術評論社
- 発売日: 2011/07/15
- メディア: 大型本
- 購入: 23人 クリック: 502回
- この商品を含むブログ (31件) を見る
Making Software
社内でも出来そうなことがのっているので、参照しつつ読み直しつつやってみようかと思います。
Making Software ―エビデンスが変えるソフトウェア開発
- 作者: Andy Oram,Greg Wilson,久野禎子,久野靖
- 出版社/メーカー: オライリージャパン
- 発売日: 2011/09/24
- メディア: 大型本
- 購入: 1人 クリック: 132回
- この商品を含むブログ (17件) を見る
ビューティフルテスティング
こちらも社内で試せそうな事がいろいろ載っているので参照しつつ読み直しつつ。
ビューティフルテスティング ―ソフトウェアテストの美しい実践 (THEORY/IN/PRACTICE)
- 作者: Tim Riley,Adam Goucher,大西建児(監訳),児島修
- 出版社/メーカー: オライリージャパン
- 発売日: 2010/10/27
- メディア: 大型本
- 購入: 2人 クリック: 281回
- この商品を含むブログ (22件) を見る
OOPの設計でもし悩んでいる方がいたら個人的には次の流れがオススメです。
結城浩のデザインパターン
- 作者: 結城浩
- 出版社/メーカー: ソフトバンククリエイティブ
- 発売日: 2004/06/19
- メディア: 大型本
- 購入: 51人 クリック: 762回
- この商品を含むブログ (400件) を見る
実装パターン
- 作者: ケント・ベック,Kent Beck,永田渉,長瀬嘉秀,株式会社テクノロジックアート
- 出版社/メーカー: ピアソンエデュケーション
- 発売日: 2008/12/22
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- 購入: 30人 クリック: 502回
- この商品を含むブログ (91件) を見る
CleanCode
- 作者: Robert C. Martin,花井志生
- 出版社/メーカー: アスキー・メディアワークス
- 発売日: 2009/05/28
- メディア: 大型本
- 購入: 27人 クリック: 914回
- この商品を含むブログ (80件) を見る
アジャイルソフトウェア開発の奥義
アジャイルソフトウェア開発の奥義 第2版 オブジェクト指向開発の神髄と匠の技
- 作者: ロバート・C・マーチン,瀬谷啓介
- 出版社/メーカー: ソフトバンククリエイティブ
- 発売日: 2008/07/01
- メディア: 大型本
- 購入: 18人 クリック: 586回
- この商品を含むブログ (71件) を見る
エンタープライズ アプリケーションアーキテクチャパターン
エンタープライズ アプリケーションアーキテクチャパターン (Object Oriented Selection)
- 作者: マーチン・ファウラー,長瀬嘉秀,株式会社テクノロジックアート
- 出版社/メーカー: 翔泳社
- 発売日: 2005/04/21
- メディア: 単行本
- 購入: 10人 クリック: 635回
- この商品を含むブログ (142件) を見る
エリックエヴァンスのドメイン駆動設計
エリック・エヴァンスのドメイン駆動設計 (IT Architects’Archive ソフトウェア開発の実践)
- 作者: エリック・エヴァンス,今関剛,和智右桂,牧野祐子
- 出版社/メーカー: 翔泳社
- 発売日: 2011/04/09
- メディア: 大型本
- 購入: 19人 クリック: 1,360回
- この商品を含むブログ (130件) を見る
みなさんがオススメする書籍はなんでしょうか?
Jenkins勉強会、DevLOVEに参加してきました
5/20にJenkins勉強会、5/21にDevLOVEに参加してきました。
Jenkins勉強会
Jenkins勉強会は第3回ですが、こちらはなんとか皆勤賞を維持しております。
今回のテーマは「LL」ということで、LLでJenkinsを使っている方々のお話がメインでした。
Jenkinsはどの言語で使えるように拡張されていっているので、いろんな使い方があって面白かったですね。
セッション中にも質問したのですが、Jenkinsのビルド実行をVCSに対してポーリングしている方が多かったので、
「出来ればpush駆動にしましょう!」と思います。
ビルド実行だけであればVCSでフックをしてwgetコマンド使うだけで出来ます。
例えばMercurialだと.hg配下にhgrcファイルを作成して次の2行を書くだけ。
[hooks]
incoming = wget -q -O nul http://localhost:8080/job/Rabbit/build?delay=0sec
※Rabbitはプロジェクト名で置き換えてね!
RemoteAPIを使うまでもないのでぜひやってみてください。Windows環境ならGowとかGnuWin32とかダウンロードすればおkです!
※というかさっさとこの続きを書かないとですね。。。→MercurialのコミットでJenkinsにGradleでビルドさせたりする。構成説明編 - うさぎ組
この勉強会でid:irof さん、@mike_neckさん、とお会い出来て楽しかったです。(mike_neckさんはなんと当日にTwitterでGroovyトークで知り合ったばかりという。。。
TLでid:mzp@mzpさんと「Jenkinsの起動をどうやってフックするのか?」という質問を川口さんにぶつけてみたところ、
「JENKINS_HOMEにinit.groovyを置けば実行されますよー。」と教えてもらえました。あとアノテーションで@intializeほにゃららを指定してもいける!と聞いたのですが、忘れてしまいました。あとで調べますね!
init.groovyはid:kiy0taka@kiy0takaさんが以前に発表していたという。。。すいませんorz
twitter:71550337072381952:tree
懇親会ではたくさんGroovy布教をしました!あと、WindowsユーザーならMercurialでしょ!とか。(あれ?Jenkins。。。
DevLOVE HangarFlight - Spring Bomb -
Jenkins勉強会から帰宅してから申し込んだのですが、行けてよかったですねー。
当日はすっかりDevLoveを忘れていて、1時間半くらい見逃すという事態に。。。
id:t_yano@t_yanoのJava聞きたかった。というかサインもらいたかった。。。
TLを追っていると、Javaらしさ。というt_yano@t_yanoの明確なメッセージがあって、僕も同意ですね。「冗長性を残したままOOするのがJava」だと思います。
会場に到着してぶらぶらしていると、なんと、id:fumokmm@fumokmmさんのフォロワーで僕の事を知っているという@yenjojiさんに話しかけられるという。Groovyに興味があるとのことで。id:fumokmm@fumokmmさんネットワークおそるべし!
id:kanu-orz@kanu_さんのTrac話を聞けてとても勇気が持てましたねー。TracにしろRedmineにしろツールですし、それをうまくやろうとすると自然とスクラムというかタスク粒度について気づかせる部分が出てきます。
チームが小さいと比較的楽なのですが、それを浸透させるって難しいと思います。ですが、id:kanu-orz@kanu_さんの「Tracでも3年」「Tracをここまで社内で浸透させるのに3年かかりました。難しいんですよ。」という言葉が心にしみましたね。
がんばります!
id:shot6@shot6さんのエンジニアリングやキャリアについても大変勉強になりました。
とくに勉強の仕方ですね。勉強の仕方というと、id:Akineko@akinekoという秀才がいるわけで、やはりこの方面の手法というか、アドバイスって非常に参考になるんですね。
shot6@shot6さん曰く「モチベーションを保ち続けるのって難しい。とくにソースコード読もう!とか意気込んだあととか。だから、モチベーションが高いときにモチベーションが低くなったときのための事を考えておくのがいいです。ちょっとした簡単な宿題みたいなのを設定したりとか。」
なるほどなーって思いましたね。今度から実践してみます!
ここまでで、やっと?@kimukou_26さんに話しかけてもらえました。いつも僕の事を褒めてくれるとっても優しい人です。
あと、@leather_soleさんにお会い出来ました。いやいや、すごいビックリですw 普段ほとんどリプライしないのですが、やはり実写アイコンにしておくと覚えてもらえるのですねー。(普段のツイートが変態とかは関係ないはず。
で、id:heroween@heroweenさんと知り合いました。実はJenkins勉強会にもいらっしゃっていたとか。とか。PHPユーザーだったけど、挙手できなかったという話を暴露してくれましたw (Jenkins勉強会でPHPセッションがあったので、発表者から「PHP使っている人は?」との質問に誰も手をあげない会場というシーンがありました。
多分この日はid:heroween@heroweenさんと一番たくさんお話してた気がします。うさみみにつきあってくださり本当に感謝感謝でございます。
その後、この日のふりかえりーということで5人で1グループになり、お題に対してみんなで答えながら話すということをやりました。
僕のグループはHさん、id:absj31@absj31さん、@papanaaさん、あとAさん(お名前忘れてしまいました。すいません><)でお話しました。
id:absj31@absj31さんから「一部で有名なきょんさんですよね?」とか言われてすごいビックリしましたw あとで見たらフォローされていたというw すぐさまフォロー返しましたのぜ!
僕は今なんちゃってスクラムをやっていますよーというお話とか士気の低いメンバーをどうやって引き込むのかについて勉強したいです!というお話をさせていただきました。
皆さんがとても意識が高いので、お互いの話を真剣に聞いていて、楽しかったです!
最後は@jojoAtHanawaさんのセッションでした。見ていて、なんという士気の高さ!!!と驚くばかりでしたね。
うむぅ。。。先人を馬鹿になんてしたことはありませんが、改めて尊敬しました。すごかったです。。。
そしてお待ちかねの懇親会。最初はid:heroween@heroweenと話していましたね。転職とかスクラムとか。そして、ここでid:bleis-tift@bleisでつながるという。さすが天才テライケメン伯爵です。有名人ですね。
その後、デザイナーさんとお話しました。デザイナーが低い位置に見られていて大変とか。昨日、ツイートしたのですが、テストエンジニアとかデザイナーってシステムを動かすために絶対に必要な要件を必ず洗い出す役割があるので、プログラマーはもっと見習うべきだなーと、ソフトウェアテストを勉強していてよく思います。
最後にPF(プロジェクトファシリテーター)の@j_matsumotoさんがお話している輪に合流しました。
とても参考になりました。
僕は「質問の仕方」が重要だと思っていて、質問の仕方によってお互いの気づきが増えると思っています。質問したい内容を考えることで解決できてしまったり、相手により理解を促す質問だったりと。
それで周りに接するときには「自分がこう質問したりするともっと解決につながりやすくなるよ!」っていうのを相手にしているようにしています。
そうすると相手も同じような方法で質問してくれるんですね。
@j_matsumotoさんがおっしゃっていたのは「そうやって返してくれるのは相手がそれで気持ちよくなったからだと思うよ。いい傾向。」と。
つまり、何も変化がないということは相手に不快な思いをさせているかもしれませんね。うん。
PFは一要素であり、それを職業にすべきかどうかは別ですが、心理学的要素の多いロールだなぁと強く感じました。(むしろ当然のことばかりなのかもしれませんが。
荷物とりに行ってたらなんかDevLOVEスタッフとid:heroween@heroweenさんにつかまり、なぜか僕が「Groovyで50分間ライブコーディングやる」という話にw そんな技術力がほしいです。(切実に。
で、最後に@wknarさんとご挨拶。@mike_neckさんのご紹介?で知り合ったのですが、なんでか遠くから僕の事を発見されてしまい、懇親会でお話したかったのですが、なかなか出来ず後片付け時にご挨拶しました。PHPやっているらしいですが、これからどんどんGroovyで仲良くなりたいですね!(お
まとめ
えっと、とりあえず宣言としては
Jenkins勉強会で発表したい!
GroovyとかソフトウェアテストについてUSTか勉強会したい!
もっとサクッとあつまって軽く勉強するとかいいよね!
の3点です。
皆様にかなり刺激をもらえました。自分が如何に「なんちゃって」なのかっていうのがわかります。
上の3つも「初心者だけどこうやってみてます。なんなら一緒に勉強しませんか?むしろ教えてくださいませんか?」的なノリでございます。
これからもよろしくお願い致します!
Enjoy Your Development!