うさぎ組

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VirtualBoxでゲストOSとホストOSで共有フォルダを自動的にマウントする方法

VirtualBoxではゲストOSとホストOSで共有フォルダをつかえます。
また、VirtualBox4.x以降では共有フォルダがゲストOSの起動時に自動的にマウントされるようになりました。
(3.xまではゲストOS上で、マウントするコマンドを打ったり、起動時にマウントするように設定したりしなければいけませんでした。


たまにこの設定を忘れるので、メモということで。
以下はホストOSがWindowsXP、ゲストOSがUbuntu10.10の構成で試した結果です。

設定方法


1.VirtualBoxマネージャーを起動する。
2.対象の仮想マシンを選択して[設定]ボタンをクリックする。
3.設定ダイアログの左側のリストから[共有フォルダ]をクリックする。
4.ダイアログ右側の3つのボタンのうち一番上の[共有フォルダを追加]をクリックする。
5.共有フォルダの追加ダイアログの[フォルダのパス]のドロップダウンの右端の下向き矢印(名前しらない><)をクリックすると、[その他]が表示されるのでクリックする。
6.ゲストOSと共有したいフォルダを指定する。
7.フォルダ名にゲストOSで表示されるフォルダ名を指定する。(正確には違います。後述します。)
8.自動マウントのチェックボックスをオンにします。各ダイアログでOKをクリックして閉じます。
9.ゲストOSを起動します。
10.使用するユーザ(共有フォルダを使用したいユーザ)を「vboxsf」グループに追加します。(Linuxのユーザグループのことです。)
11.10.で設定したユーザで再ログインします。


これでゲストOSとホストOS間で共有フォルダを使えるようになります。
6.で指定したディレクトリはゲストOSがLinuxの場合、
/media/sf_{7.で指定したフォルダ名}というディレクトリでゲストOSが起動したときに自動的にマウントされます。

10.のユーザとグループの設定について

Ubuntu10.10の場合
a.タスクバーから[システム管理]-[ユーザとグループ]をクリックします。
b.ユーザ設定ダイアログの左側から[グループの管理]をクリックします。
c.グループの設定ダイアログから「vboxsf」を選択し[プロパティ]をクリックします。
d.グループのメンバで対象のユーザのチェックボックスをオンにします。
e.管理者パスワードが求められるので入力します。