Gradleの最新版を簡単に使う方法
Gradleの最新を使いたい
Gradleは素晴しいビルドツールで、インストールも簡単です。でも、成長がはやいので、いったい何がGradleのトレンドなのかわからなくなることも最もです。また、Gradleのバグが直っている可能性を考えると最新版を使いたくなります。
つまり、僕が一番使っているGradleのバージョンはmasterブランチなんですよ。実は簡単に使えるので、紹介します。
最新版を利用する準備
次のツールがインストールされている前提です。
- gvm / posh-gvm
- JDK8
- git
gvm install gradleでgradleをインストールできます。基本的にgradle.orgでリリースされているものが使えます。でも、それでは満足できないです。ということで、次のコマンドを実行しましょう。
git clone https://github.com/gradle/gradle.git cd gradle sh ./gradlew install /path/to/gradle-master # もしくは gradlew.bat install /path/to/gradle-master gvm install gradle master-version /path/to/gradle-master gvm default gradle master-version gradle -v
これで、あなたの環境ではgvmで最新版のGradleとリリース済のGradleを利用することができます!!
一行ずつ解説しましょう。
- git clone https://github.com/gradle/gradle.git
- Githubからgradleをクローン
- cd gradle
- ディレクトリを移動
- sh ./gradlew install /path/to/gradle-master, gradlew.bat install /path/to/gradle-master
- gradleをビルド gradleはgradlewrapperという機能によって、gradleがインストールされていなくてもgradleを実行することができます。(実行時に必要なgradleをダウンロードしてきて利用する)
- gvm install gradle master-version /path/to/gradle-master
- gvm install fooBarとすると、普段はgvmが管理しているバージョンのみがインストールできますが、gvm install toolName customVersion toolpathとすることで、任意のバージョン名でローカルにあるツールをgvmの管理配下に追加できます。
- gvm default gradle master-version
- デフォルトで利用するgradleのバージョンを先に指定したmaster-versionにします。
- gradle -v
- gradleのバージョンが2.3.xxxx などと出ることを確認します。
まとめ
Gradle masterブランチを利用するためにビルドツールをインストールする必要もないし、gvmでリリース済のものと簡単に切り換えられます。前衛的にGradleを使い倒しましょう。
Gradle徹底入門 次世代ビルドツールによる自動化基盤の構築
- 作者: 綿引琢磨,須江信洋,林政利,今井勝信
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- 発売日: 2014/11/05
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