週刊ソフトウェアテスト 2014-創刊号 #swtest_jp
前書き
ソフトウェアテストにまつわるニュースを週毎にお届けする記事です。内容はid:kyon_mmの独断と偏見です。オススメの記事があるときや、質問などなどはコメントや@kyon_mmにご連絡くださるとうれしいです。創刊号なので、若干時期が広めになってるのと、選択基準がまだハッキリしていない部分もございます。
ハッシュタグ #swtest_jp でソフトウェアテストに関する事をツイートしてくださるととてもうれしいです!(なにかの紹介でも、議論でも、質問でも!
Summary
- CIaaS(CI as a Service)のCircle CIに無料のプランが追加されました。個人的には、CloudBeesの無料枠からの移行組をとろうとしているのかなぁ?と感じました。
- HTTPSの無償利用が実現に向けて動き出しました。実現すれば、HTTPSのテストをしづらかったたくさんの開発チームが救われそうですし、HTTPSを利用するようなアプリケーションを作りやすくなりそうですね。
- Webアプリケーションのセキュリティのためのテストに使える無償ツール「Firing Range」をGoogle が公開しました。他のツールよりも実際にありえそうなテストケースを実行するツールのようです。GitHubで公開されているので、コードを読んでみようかと思います。
- モバイルフレンドリーなWebアプリケーションであるかのガイドと確認するためのツールである「Webmaster's Mobile Guide」をGoogleが公開しています。URLを入力するだけでレポートしてくれるので、勉強しながら開発するのに良さそうです。
- モダンなビルドツールであるGradleの日本語書籍である「Gradle徹底入門」が発売されました。自動化の強い味方になるので、ぜひご参考にしてください。
- 週末にはTDDのイベントであるTDD Boot Camp in Tokyoが開催されます。xUnit Test Patternsというユニットテストのバイブルを著者であるGerardが基調講演をします。
- 先週は、JaSST 四国 2014が開催されました。レポートが待ち遠しいところです。
- 来週末にはJaSST 九州 2014が沖縄で開催されます。参加費は無料で、申し込み受付中のようです。
- JavaScriptの静的検査ツールとしても、altJSとしても使える「Flow」というツール、プログラミング言語をFacebookが公開しました。OCamlで開発されているようで、先日公開していたHackといい、Facebookは前衛的ですごいですね。
News
- Continuous Integration and Deployment on CircleCI just got better: now it’s free. | The Circle Blog
- http://blog.kaizenplatform.com/tensyokukaigi_abtest_casestudy
- Chrome Releases: Stable Channel Update
- Google Online Security Blog: Ready, aim, fire: an open-source tool to test web security scanners
- Official Google Webmaster Central Blog: Helping users find mobile-friendly pages
- JaSSTソフトウェアテストシンポジウム-JaSST'14 Shikoku
Tool, Language
New Books
Gradle徹底入門 次世代ビルドツールによる自動化基盤の構築
- 作者: 綿引琢磨,須江信洋,林政利,今井勝信
- 出版社/メーカー: 翔泳社
- 発売日: 2014/11/05
- メディア: 大型本
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6W2Hでは、テスト対象と、テスト目的の両面からテスト観点の詳細化を行う。
— akiyama924 (@akiyama924) 2014, 11月 20テスト対象は、Why(要求)、What(仕様)、How to(設計、コード)の2W1Hの詳細化を行いテスト目的は、When(いつ)、Where(どこで)、Who(誰が)、Whom(誰のために)、How much(いくらで)という4W1Hの詳細化を行う。2W1H+4W1H=6W2H
— akiyama924 (@akiyama924) 2014, 11月 206W2Hのツリーができたら、ユーザーストーリーを作成する。 ユーザーストーリーでは、仕様をユーザーの価値に着目して分割する。分割が上手くいったかどうかはINVEST(独立か、交渉可能か、価値があるか、見積可能か、適切な大きさか、テスト可能か)で評価する。これはXPの手法の一つ。
— akiyama924 (@akiyama924) 2014, 11月 20続いて、FV表で目的機能と検証条件とテスト方法を明らかにする。 このとき、目的機能はユーザーストーリーの書き直しでよいが、検証条件とテスト方法の導出が難しい場合はラルフチャートを作成する。ラルフチャートの作成が終わる時点で因子がすべて選定される。最後にFL表で、水準の確定を行う。
— akiyama924 (@akiyama924) 2014, 11月 20