アジャイルに開発できているチーム != 優れた開発チーム
最近やっと実感できるようになったこと。
アジャイルな開発を出来ている事は素晴しいことだと思う。
でもそれが必ず「世間から見た相対的に優れた開発チームの事ではない」と思う。
ここでいう「優れた」は高い生産性とか、ハイスキルであるとか。
「アジャイルのプラクティス『だけ』を導入して、『僕達はアジャイル開発しているんだ!』」と言っている場面もあります。
ですが、ここで想定しているのはそういった「アジャイルマインドを理解していないチーム」の事を言っているのではありません。
同じような現象を見かけた事があります。事例レポートとして。
例えばCMMIです。
CMMIだとアジャイルとは様相が異なってきますが、なんとなく同じような事が言えます。
CMMIレベル5を達成したチーム同士が必ずしも同じような実力を要しているわけではない。
そして、それは「アジャイルに開発できているチーム」のアジャイルを「CMMIレベル5に準拠して」に言い換えられるのではないですかね。
『CMMIレベル5に準拠して開発できているチーム != 優れた開発チーム』
マインドや原則を理解し実践できていることと、優れた開発チームであることは違う。
アジャイル開発だからハイスキルを求められているわけじゃなくって、ハイスキルなソフトウェア開発を求められているからハイスキルが必要なんだ。っていう認識です。原則としてはそう思うようになりました。
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