WindowsでJenkinsのジョブ失敗をデスクトップ通知する
Windowsの通知ツールやシステムというのは言うほど連携感がないので、Jenkinsからの通知をどうしたものか悩んでいましたが、素晴らしいツールがあったので紹介します。あと設定について公式に実は書いていない感じのことがあったので補足です。(たぶんJenkinsに詳しい人なら察する内容だけど。)
Jenkins On Desktop
PowerShellで実装されたJenkinsのジョブ失敗通知アプリケーションです。 ototadana/JenkinsOnDesktop · GitHub
READMEにある通りだいたい次の手順で使えます。
- zipをダウンロードして好きな場所に展開する
- PowerShellプロンプトを管理者権限で開いて、 Set-ExecutionPolicy Remote-Signed を実行する
- JenkinsOnDesktop.exeを実行する
- デスクトップに現れたJenkinsを右クリックして「設定画面を開く」をクリックする
- 「お仕事」タブをクリックして「パラメータ」欄にJenkinsサーバのURLを入力する
変更できること
画像変更もできますし、特定ジョブのみ監視ということもできます。
設定で気を付けること
パラメータに設定するURLでは対象となるようなジョブが通常のリスト表示されている画面である必要があります。
どういうことかというと、僕の会社で使っているJenkinsのトップ画面は失敗しているジョブだけが表示されるようにフィルタリングされたビューを使っています。このURLを指定すると、対象ジョブの検索にスクリプトが失敗してなんかエラーを出力します。
社内のJenkinsではこれとは別にAllというすべてのジョブを表示するViewを作っているのでそのURLを指定するとうまく動きました。
つまり
http://kyon_mm_jenkins:8080/ だとカスタマイズしたビューにしているからジョブが一個もなくて失敗するけど
http://kyon_mm_jenkins:8080/view/All だと全てのジョブを表示するようなカスタマイズしたビューを見に行くのでジョブが見つかって期待通りの挙動をする
まとめ
Windowsの通知センターをリッチにしていほしいと思ったけど、あんまりいらないかもしれない。