うさぎ組

ソフトウェア開発、チームによる製品開発、アジャイル、ソフトウェアテスト

レゴスクラム研修を筑波技術大学の先生達に提供した話 #lego4scrum

個人事業主うさぎ組 kyon-mm.comでは、スクラムアジャイルの研修も仕事にしています。 今回はenPiT ビジネスシステムデザイン分野でずっと一緒にお仕事をしている、筑波技術大学 渡辺准教授の職場でスクラムを知ってもらうという目的で研修をしてきました。渡辺さんが声をかけてくださった先生方を対象にという感じです。 その様子を紹介します。

座学

私からアジャイルマニフェストスクラムガイド、アジャイルの各手法の関連などを整理して、概観を説明しました。 その後、参加者同士で座学の内容を振り返ってもらって質問を出してもらい、回答したり議論をしたり。 ここで想定以上の量の(しかも良質な)質問が出てきて、議論が盛り上がりました。 ほとんどの参加者がアジャイル開発の経験がないにも関わらず、なかなか鋭い質問があり、「本当にやったことないのかな。。。?」と思ってしまうほどでした。

レゴで街づくり

講師である私(プロダクトオーナー役)からレゴで作って欲しい街の情報を伝えて、あとは各チームで街を作ってもらいます。まずはどんな街にするのかを自分たちで考えて、見積もって、作ってみて、レビューして、やり方を振り返りして、とスクラムのスプリントを実践します。 今回の研修では3スプリント実施しました。

ペルソナについて議論したり、スプリント計画をしているときは各チームいろんな議論の仕方がありました。 f:id:kyon_mm:20190919151803j:plain

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ユーザーストーリーマッピングを使いながら、バックログを作って優先順位をつけていき、受け入れ条件を考えていくのも実践してみます。 f:id:kyon_mm:20190919161941j:plain

チームごとに出来上がる街は最初は小さかったり、体験の設計が不足していたりしますが、どんどん良くなっていきます。お互いに「そういうのが得意なの?」なんて驚きもあったりして楽しそうでした。

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スプリント毎にプロダクト、自分たちの進め方をふりかえって、自分たちのうまくいっているところや、なんとかしたいなーっていうところを話し合い、自分たちでどうしていくのかを考えていきます。

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3スプリントが終わったら1日のふりかえりをして終了です。研修が楽しかった話や、得た学び、今後自分たちはこれをどうやって活かしていくのかなど議論は尽きませんでした。 生徒たちのことを熱心に考えている先生方、尊いわ。。。

まとめ

レゴ®︎によるスクラムの研修をソフトウェア開発などを教えている筑波技術大学の先生方とやってみてわかったのは、何かを模索しながら誰かに何かを提供する、学びについて普段から考えているという人にとってはスクラムの考え方はマッチしやすいのかもしれないと改めて気づかされました。 普段はソフトウェア開発企業の方々にレゴスクラム研修を提供することが多いのですが、もっと違う業界の方にも提供できると良さそうだなぁと。 もしご興味ある方いらっしゃれば https://kyon-mm.comhttps://twitter.com/kyon_mm からご連絡いただければ!

あと、筑波はいいぞ!