うさぎ組

ソフトウェア開発、チームによる製品開発、アジャイル、ソフトウェアテスト

Scrumのカンファレンスに参加してきた #RSGT2018

Scrumのカンファレンス(ギャザリング)に参加してきました。

2018.scrumgatheringtokyo.org

なぜ参加しているのか、今回どんなイベントだったのか、僕にとって何がよかったのか。を書こうと思います。 日本でアジャイルに興味がある方ならぜひ参加してみるといいと思います。

なぜ参加しているのか

今回は発表者として参加させてもらいました。発表はキーノート以外は公募制になっていて、倍率4倍くらいなんですが、今回は運良く採択されました。 ので、自分がなぜここで発表しようと思っているのか?そして発表時間以外に何を求めているのか?ということになります。

自分がなぜRSGTで発表するのか

私は名古屋で仕事しているし、英語話せないし、今は自分のチームにどっぷり入っている。という状況なので、身近に発表機会であったり、交流する機会というのが東京、アメリカ西海岸、コンサルやコーチで飛び回っている人に比べて少ないです。

ので、RSGTというのは私にとって良質な交流の場所です。 良質というのがポイントで、セッションや参加者の質が高いのが好きです。 例えば、セッションの質というのは入門かどうかではなくて、よく考察しよく行動しよく表現されたセッションであり、人をつき動かす何かが秘められているかです。

そのようによく考えていたり、いろんなことに興味を持てる人たちが集まっているという場で、しかも交流する時間がたくさんあるこのイベントは本当に好きです。

だからこのイベントを最高に楽しみたいと思っていて、私にとって最高のコンテンツを新作でもっていくようにしています。 一番刺激のある場所で、一番のものを見せてみたい。ってかんじでしょうか。

どんなイベントだったのか

今回は3日間でおおまかには次のようなかんじでした。

  • 1日目 : KeyNote、公募セッション、ワークショップ
  • 2日目 : KeyNote、公募セッション、ワークショップ
  • 3日目 : KeyNoteOST(Open Space Technologyという、参加者が話したいことをいくつかだして、そのトピックごとにグループにわかれて対話するのを3時間くらい)

自分は2日目の公募セッションで発表させてもらいました。

特徴をあげるとつぎのようなものだと認識しています。

  • KeyNote以外はマルチトラック
  • 英語<->日本語の双方向翻訳が常にあるので、英語セッションへの参加が気楽。英語話者にとっては日本語セッションへの参加が気楽。
  • だいたいずっと美味しいコーヒーがでている コーヒー自家焙煎焙煎 縁の木 ご注文後に焙煎したて挽きたてをお届けします
  • お水とかももちろんでている
  • ランチはお弁当がでて、3,4種類あるし、ベジタリアン向けなのもある
  • セッションをしているホールの外には円形テーブルと椅子がならんでいたり、スタンディングの円形テーブルがあったりと、休憩しやすいし、誰かと気軽に話せる雰囲気がある
  • Coach's Clinic といって、普段アジャイルコーチ(外部からやとうスクラムマスターというかアジャイルに関するコーチ、指導する人)を仕事でやっているような人達が、参加者の疑問に1on1で話につきあってくれるというもの。これ無償なのがすごい。時間は15minくらい?だったとおもうけどいいなーと。
  • 1日目のおわりにネットワーキングパーティといって立食の懇親会みたいなのがホールでおこなわれる。クラフトビールもいれてくれていてよい。
  • スポンサーさんのブースでいろんな話ができたりしておもしろい
  • 各セッションは基本45minで、それらの切れ目で15minずつと長めの休憩があって余裕がある。
  • 途中でもっと長めの休憩があって、そこではカップケーキのようなちょっとしたスイーツがでる。おいしい。
  • 参加者の半分近くは初参加な人なので、「実力つけてからじゃないと参加しにくい」みたいなことはなくていい。もちろんある程度勉強しているほうがもっと楽しめる。
  • ノベルティがかわいい。
  • セッションがおわって参加者が帰る時間になると、帰り道でスタッフがハイタッチで送ってくれる。たのしい。
  • 運営スタッフのホスピタリティが高いのと、参加者同士が楽しもうとする感じがちょうどいい塩梅。雰囲気がいい。

僕にとって何がよかったのか

自分の過ごしかたはつぎのようなかんじでした。

1日目

  • 1日目のキーノート Richard Sheridan - Build a Workplace People Love – Just add Joy
  • ホール外でまったりとはなす。
  • ホール外でまったりとはなす。
  • Kazunori Morita / Masahiro Taguchi - ゲーム開発現場の中心で心理的安全性を叫ぶ
  • Harada Kiro - Walking Scrum History with Patterns

2日目

  • 2日目のキーノート Michimune Kohno - 敢えて属人化せよ!エキスパートの集団こそが最強のチーム(Embrace Collaboration and Fun of Coding)
  • 自分の発表 kyon_mm - Scrumが難しいのは幻想 -情熱の再定義-
  • 自分の発表のQA延長
  • ホール外でまったりとはなす。
  • ホール外でまったりとはなす。

3日目

  • 3日目のOST1枠目 : 遅刻><
  • OST2枠目 : Scrumの悪口を言う
  • まったりとはなす。
  • いろんなグループをみてみる。
  • いろんなグループをみてみる。
  • 3日目のキーノート Akiko Iwakiri - あなたの中に世界がある / You are the World

あと、毎日おわってから飲み会にいっていた。ビールと中華ばっかりだった。

で、こういった過ごしかた、そして発表者として何がよかったかというとだいたい次の3つ

参加してよかった3つのこと

  1. 自分のファンがたくさんいることに驚いたし、それがうれしかった。
  2. 発表内容に対してたくさん質問をもらえた
  3. チャレンジする人達と長い時間かけて話せた

1番よかったのは、「きょんさんのファンです」という人が自分がおもうよりたくさんいたことで、自分のなかにあるいろんな悩みがふっとんでしまうくらい嬉しかったです。最高のチームとして(という自負のもとに)走り続けたいなぁとあらためておもいました。

発表内容にもたくさんの質問や対話をすることができ、いろんな方に刺激をあたえることができてよかったです。私のミッションすこしは成功したなぁと。

そして現場でいろいろがんばっている方達と話せたこともとても勉強になったし、すこしは貢献できたのかなぁとおもいます。ホールの外でセッションの感想をはなしあったり、アジャイル全般についていろいろはなしたり、チームの悩みを聞いたりとか。自分もこういった機会をなんどもとおして、問題分析や話しかたが上手になってきたのもあるので、こういった機会もとても大切ですし、なにより相手のためになれたならうれしいなぁと。

まとめ

RSGT2018最高で素敵な3日間でした。これからも開催されることを期待しています。たのしい時間をみんなで共有したいです!

運営スタッフ、スポンサー、スピーカー、参加者の皆様本当にありがとうございました。来年も会いましょう。