うさぎ組

ソフトウェア開発、チームによる製品開発、アジャイル、ソフトウェアテスト

SCMBootCamp in Tokyo2開催してきました。次回以降の予定公開 #scmbc #tddbc #scrumbc

GitHubWiki(資料ソースコード、リンク、タイムテーブル、KPTなど)
SCMBootCamp in Tokyo 2 · kyonmm/SCMBootCamp Wiki · GitHub
こくちーず募集ページ
11月19日 SCMBootCamp in Tokyo 2(一次募集)(東京都)
11月19日 SCMBootCamp in Tokyo 2(二次募集)(東京都)
Togetterまとめ
SCMBootCamp in Tokyo2序章 #scmbc - Togetterまとめ
SCMBootCamp in Tokyo2序章 その2 #scmbc - Togetterまとめ
2011/11/19 SCMBootCamp in Tokyo 2 #scmbc - Togetterまとめ
圧倒的まとめ
SCMBootCamp in Tokyo 2に参加してきた #scmbc - Shinya’s Daily Report

開催経緯

2011/11/19(土) オラクル青山センター にて SCMBootCamp in Tokyo2を開催してきました。
演習内容は基本的に「前回と同じ内容(DVCSのチートシート作成)」をやることにしました。
これにはいくつかの理由があります。
一番大きいのは「スタッフのレベルをあげる事」です。
SCMBootCampはそのイベントの性質上、DVCSサポーターあたりの人数制限を行う程度には講師が必要であり、またレベルが問われる場所です。
とてつもなく出来る必要はありませんが、「いい教え方、いい勉強の仕方、自分に足りないところ」を自覚し、成長するには同じ事を教えるのが効果的だと思いました。
初めは「前回参加出来なかった人向け」という建前をつけていたのですが、「まぁ別に本音を隠す必要もないか」って思ってしまったので、ここに書いておきました。

なので、今後も地方開催する場合は最初の一回は今までの演習内容でやろうと思っています。

全体的な趣旨

前回の反省点としてあまり初心者向けなイベントになっていなかったと感じたので、入門者セッションをやろうというのは企画時点で考えていました。
内容や順番はDVCSサポーターさんと決めました。
あとは演習後に「次への足がかりを提示しよう」っていうのは決めていて、それが理論になるか、質疑応答にするのか、どうするかっていうのは決めていなかったのですが、これについては今後考えていく事になりそうです。

イベント開催までの流れ

今回はスタッフさんに僕からお願いをしたあとにLingrというチャットスペースを使ってなるべく毎週ミーティングをしました。
だいたい22時から開催していて、24時前後に終える感じで「どんなことやるか」「セッションに必要なもの」「資料レビュー」をこなしていった感じです。
入門セッション資料をつくるためのミーティングだったのがお互いのDVCSを教える時間になって、22時から2時半まで喋っていた日もありました。
入門資料のたたき台をつくってもらってお互いのを見比べたあとに露呈したのが、
「リビジョン」「リポジトリ」「ブランチ」「HEAD」といった言葉がそれぞれのDVCSで異なるということです。
ここで、僕たちはお互いのDVCSでの定義を細かく教え合いました。
入門資料をつくることで、DVCSのオブジェクトレベルから理解し合う会合になっていたのは間違いありません。
後半はDVCSサポーター同士で「Bazaarこわい」「Mercurialこわい」「Gitこわい」「いつのまにかBazaarBootCamp」「いつのまにかMercurialBootCamp」とか言ったりしてとても面白かったです。
ということで、終わるたびに「あぁ、これ本にしたいわー」って思うレベルでした。
そして思ったのがGitはやはりスタンダード感が強いなーってことでした。Hg と Bzrの人はGitをなんとなくは使っていたりするのですよね。
僕も会社ではなんとなくですがGitを使っていますし。(hg-gitでだけどね!

基調講演

@
前回のSCMBCで偶然お会いしたのがキッカケで今回の基調講演をお願いしました。
入門Mercurialの著者であり、Mercurialのコミッターでもあります。
今回の基調講演も非常に参考になりました。ありがとうございました!

DVCSサポーター

Git

@:id:bleis-tift : F#のMVP受賞者。Gitについて深い知見を持ち、Git Extensions の翻訳も行う。
@:前回のSCMBC、TDDBCで知り合う。Gitを使いこなしつつ、Rubyをはじめとして様々な勉強会に参加。TDDBCでもGitに関するLTなどをしている。
@ : ソフトウェアテストなどに深い知見を持ち、WACATE実行委員を努める。Gitのコミットをより気軽にするためのgit-nowコマンドの開発者。
@ : @tosikawaと共にGitを深く使い込んでいる rebaseマスター。git-nowコマンドの発案者。

Mercurial

@:id:flying-foozy:入門Mercurialの著者。その深い知見からMercurial本家にも様々なコミットをしている。
@:id:troter : Mercurialを勤め先で推進していらっしゃり、ソフトウェア開発全般についても深い知見をもつ。
@:id:monjudoh : Web開発について深い知見を持ち、Mercurialについての知見も同様。株式会社BeProudでも有数のMercurialユーザー。

Bazaar

@ : TortoiseBzrのコミッター。Shibuya.tracで行った分散バージョン管理勉強会でBazaarの発表をする。
@ : TortoiseBzrのコミッター。エキスパートPythonプログラミングの翻訳者の一人。Pythonドキュメントの翻訳もなさる。

運営サポート

@、@:運営スタッフがなかなか確保できない中、たくさんお仕事をしてくださってありがとうございます。70名規模の勉強会を主催することは大変ですが、この方達なくしては運営できていません。本当にありがとうございます。

Ustream

@Ustreamを急遽お願いすることになりましたが、快諾してくださってありがとうございました。マルチに放送が出来るとは思ってもいなかったので驚きました。あの素晴らしいイベントを外部の方にも知っていただけて本当に嬉しいです。

当日

運営がうまくまわっていなくってすいません。完全に人手不足です。改善したいです。。。
僕個人としては今回は前回ほどまったりは出来ませんでした。セッションも半分くらいは聞けなかったかなー。あとでUstみます。(本当に感謝)
それでも本当に勉強になるセッションばかりでしたね。あんな人達がいる会社がうらやましいです。
演習中ももう少し各テーブルの方とお話したかったですが、あまり時間がとれなかったように思えます。
逆に言うと、それだけ満遍なく見れたのかもしれません。
今回も演習中はDVCSサポーターにはうさみみを配っておきました。かわいいですよねー。あくまで自己判断でつけてもらっています!(ここ重要
演習の追加課題はいろいろ用意していたのですが、前回はかなり混乱していたので今回はやめておきました。
というのもあまり難しいことをやってしまうと「もっと勉強してから参加すればよかった」になってしまって消化不良っぽく感じられてしまうのですね。
一日でDVCSを一人で運用できるレベルにもっていけるだけでもすごいことなんですよ!
ここはもっと課題をうまく作り込めば出来ると思うので、僕やDVCSサポーターの方と討論していきたいと思います。
当日の名札やテーブルマークのうさぎさんマークは@がやってくれました。とってもかわいかったです!メイドさんやるなぁー。
レビューも前にきてもらうやり方にしてよかったなーって思いました。
時間配分はこれくらいでいいのかなーって思います。
もっと僕が「SCMが大切な理由」とかを伝えなければいけないかなーとかいろいろ悩みも出来ましたね。。。

個人的に名言としては
@お弁当をおかわりして、チョコレートにも最も早く飛びついて「SCMBooCampに来ると太るなー」
でした。
お弁当とスイーツの評価が高いのは嬉しいです。


懇親会とか闇LTとか

懇親会は会場でビアバッシュにしました。
一応人数分のピザを用意したんですけど、一瞬でなくなって。。。次はもうすこし多めに用意します><
闇LTを始めたらなぜか僕がトップバッターになってしまって延々と話してしまいました。すいません。
覚えている内容を箇条書きすると

  • bleisさんを知ってプログラマーとして芽吹いた。bleisさんのブログがキッカケで1年で技術書を70冊読んだ。並のプログラマになれたと思った。
  • bleisさんに憧れてTwitter始めた。初めてblogの感想とお礼を言った日は忘れない
  • 転職活動をTwitterで始めたときに一番最初にbleisさんに声をかけてもらえたこと
  • bleisとkyon_mmはどちらが攻めなのか? プログラミングではbleisさんで、ソフトウェアテストに関しては僕だ!と言ったら文殊堂さんが「ヘタレ受けもいい」とか突っ込んできてカオスになった
  • いつからリア充になったのか? 勉強会にどんどん参加できるようになったのはここ7ヶ月くらい。かおりちゃんとは2月に出会いました。(詳細はhttp://theinterviews.jp/kyon_mm/1898498
  • @とのかけ算もあると聞いていますが? えっと。。。あ!面白い話としては、彼を含めて数十人で池袋のビアバーで飲んでたときに彼にネクタイを外され、ワイシャツのボタンを外され、ハグされました!
  • SCMBCの今後としては、DVCS塾と日本各地開催を考えています。名古屋ではSCMBC + TDDBCで。
  • 名古屋こわいです。llnagoyaとか芋煮会とかゆるふわだと思ったら全然ゆるふわじゃない。
  • うさみみは名古屋の文化じゃなくってきょんくんの文化ですよ。


って話してきました。今回はllnagoyaみたくこわいことは話しませんでした。
他の方の闇LTは。。。闇なので、葬っておきましょうね◆

次回予定

次回からは値上げをします。これはスタッフの交通費とか実費とか諸々の経費を参加者に負担してもらうことで、DVCSサポーターを含めた開催する側への負担を限りなく低くすることが目的です。
金額はこれからMLになげて相談しようと思いますが、僕個人としては、実費+2000円くらいにしたいです。

(ここに並んでいるものは僕の「あぁ、やりたいな」ってレベルです。すごく簡単に変わります。)

2012/03の土日 SCMBC + TDDPC を開催します。

SCMBCでのDVCSサポーターはGitはbleis他、Hgは僕、Bazaarは未定です。
TDDPCは内容は未定です。
ここらへんの流れは次の感じです。
twitter:139177234245238784:tree


2012年中の3連休 ScrumBC + SCMBC + TDDBC を開催します。

これはずっとやりたいと思っていたのですが、先日 @ryuzee さんとお食事したさいに「ぜひやりましょう」と言っていただけました。今回の開催までにいろいろと思うところがあり、ブログに書くべきか悩みましたが、

ということで、全力で頑張らさせていただきます。日本の三大BootCampが集います。おそらくトップレベルエンジニアが集まるのでしょう。想像しただけでドキドキしますね!

2012年中にDVCS塾を開催します

参加資格を設けてお互いのDVCSについてアツく議論を交わせる場所をつくりたいです。
「お前のDVCSよりうちのDVCSのほうがかわいい」「お前のコミットグラフよりもうちのコミットグラフが綺麗だ」などなど議論してみましょう。きっと楽しい時間になりそうです。

他の開催

東京、名古屋、大阪、福岡などでやろうと思っています。それ以外についても考えていますし、希望があればできるだけみんなで考えたいと思います。みんなで開発環境を改善しましょう!


まとめ

最高の一日でした。あの一日を過ごせたことは本当に奇跡みたいです。前回と同様ですが、僕に取って雲の上の存在の人達と一緒に過ごし、その人達に教えてもらい、討論できる時間というのは代え難い貴重な時間です。本当に嬉しかった。
みなさんの善意と熱意によって支えられました。本当にありがとうございます。